7/18/2011

相手を理解し、相手に自分を理解してもらうこと

熟知性の原則(=目にする、触れる、会う回数が多いものに好感を持つ)を活かしたいので、わざわざ5回以上「接触」します。


担当者と実際に会って挨拶をする時にはお互いの共通項を探します。
類似性の法則(=趣味や考え、境遇の似たものは親しくなる)を活かしたいからです。


また、開演前には前の方に座っている方にご挨拶をします。
これは近接の原則(=場所の近い者は親しくなりやすい)を活かしたいからです。


そして、開演直前には会場の方にとても簡単な質問をします。これはイエス誘導法を活かしたいからです。


講演であれ、商談であれ、接客であれ、プレゼンであれ、その場にいる自分と相手とは違う人間です。それを忘れたままいきなりコミュニケーションをとろうとすると無理や摩擦が生じます。


講演、商談、接客、プレゼンでのコミュニケーションはディベートではありません。


自分の意見や主張を取り入れてもらいたいのであれば、その基本態度は相手を理解し、相手に自分を理解してもらうことです。



前述したように何度も接触したり、会話の共通項をさがしたり、席の近い人に挨拶したりすることを面倒だと思う人もいるかもしれません。



でも、人間の心理について優秀な頭脳を持つ心理学者や研究者がコツコツ調べ上げてくれた人間心理の原理原則は古今東西普遍です。

 『ちょっとした心がけ一つでこの世界全体が少しでも幸福になる。
一人ぼっちの人や意気消沈している人を見かけたら、
その場で二言三言やさしい言葉をかけてあげよう。
たぶん明日になれば、そんな親切を
したことは忘れてしまうだろう。
だが親切にされた者は、
あなたの言葉を一生胸に抱き続けるだろう。』
(デール・カーネギー)